夜明けの光をあつめながら
・・・・そうやって風に当たりながら、頭を冷やしていた私だけど、『ある光景』に目が止まってしまった。
車から降りて、タバコを吹かしながら、自分の携帯電話を眺める人。

・・・・さっきの警察官だ。
警察官も私の姿に気がついたのか、私に手を振っている。
小さな笑みを浮かべて・・・・。

一方の私は、小さな声で呟く。

「誰?あの人・・・・」

どうして彼は『私のこと』を追っているのだろうか?
と言うか、彼は本当に『警察官』なんだろうか?
彼は私に『何の用』があるのだろうか?

< 142 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop