夜明けの光をあつめながら
「もしもし?お母さん?
・・・・見つかった?」
私の声に、電話越しのお母さんはすぐに言葉を返してくれた。
疲れ切った、窶れたような声。
「まあね、なんとか家に連れて帰って来たとこ。
七瀬も早く帰って来て」
「うん。
今出た所だから、十分くらいで着くかも」
「そう。ご飯、温めとくね」
「ありがと」
そう言って私は通話を切った。
私が持つ携帯電話の通話の画面は、待ち受け画面に戻る。
・・・・見つかった?」
私の声に、電話越しのお母さんはすぐに言葉を返してくれた。
疲れ切った、窶れたような声。
「まあね、なんとか家に連れて帰って来たとこ。
七瀬も早く帰って来て」
「うん。
今出た所だから、十分くらいで着くかも」
「そう。ご飯、温めとくね」
「ありがと」
そう言って私は通話を切った。
私が持つ携帯電話の通話の画面は、待ち受け画面に戻る。