夜明けの光をあつめながら
私は洗い物を担当していた。
このお店は『紙コップ』ではなく、『マグカップ』で提供しているから、お客さんが帰るたびにそのカップを洗わなくてはならない。
いずれは『紙コップ』にするらしいけど、『切り替え』が難しいみたい。

まあでも、紙コップになっても、マグカップ以外にも洗い物はあるから、変わらないと思うけど。
例えば、ケーキを提供するお皿だったり。

そうやって一人淡々と、顔色も変えずに洗い物をする私の元に、佐々木さんが寄ってきた。
・・・・ちょっと『意味のわからない言葉』と共に。

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