この暴走族秘密多し!
「ただいまー」



倉庫から家まではそんなに遠くなかった



「おかえり。遅かったね」


「今日はセイくん仲間ができたの!」



「良かったね」



「なんでこんなに遅くなったの?」



「そのセイくん仲間の友達が倉華っていう暴走族の幹部で、倉庫で話してたら時間を気にしてなかった。」



お母さんが眉間に皺を寄せてる



倉華はいい所なんだよってことを言わなきゃ



「あの、倉華っていい所だったよ。暴走族だけど倉庫もすごい綺麗で」



お母さんが考え込んじゃった



「分かった。気をつけなさいよ」



「関わっちゃったか。相談しないと」



お母さんって倉華のこと知ってるのかな?



「倉華のこと知ってるの?」



「ちょっとね」



はぐらかされちゃった



「そうなんだ」



でもやっぱり倉華って有名なんだ



お母さんでも知ってるくらいだし








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