この暴走族秘密多し!
「一華、いってらっしゃい。いいとこ見せてきて!」



夕歌、プレッシャーをかけないで



さらに緊張する



しょうがない



あれで行くしかない!



「初めまして、星野一華です。よろしくにゃん!!」



シーン



私、すべった?



恥ずかしい



顔から火が出そう



お母さんにこれをやった時は笑ってくれたのに



第一印象最悪だよ



私はすごすごと舞台袖にもどった



「一華!可愛かったよ!」



お世辞はいいんだよ



神木くんってばすごい笑ってるし



「アッハッハッハッハッ」



私なりにひねり出して考えたのに



「いいと思うぜ」



え?



「「「ウォーーーーー!!!!!可愛い!!!!」」」



どうなってるの!?



「姫に異議があるやつはいるか!」



「「「異議なし!!」」」



どういうこと?



まあ、何はともあれ認めて貰えたってことだよね?



良かった



気が抜けてその場にへたり込みそう




今日はよく眠れそうだよ




「時間も遅いし、そろそろ帰るね」




紹介も無事に終わったし!




「明日も倉庫に来てね?」



明日は休日だけど予定がないし、行けると思う



「うん!」



私は倉庫を出るまで夕歌に送って貰ってバイバイをした


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