願いだらけの私から君へ
準備をして四人で階段を降りた。
「実輝泣いちゃったね…慰めてあげなよ…
・・
友達なんだし」
応援してる人のはずなのに、からかう様な言い方で自分は最低だと思う。
初樹が笑って、「だな」と言った。
後ろで話している二人の話が聞こえた。
「実輝を振ったってことは、他に好きな人でもいるんじゃなーい?」
「かもな。俺は桜音だと思うな」
「たしかに〜」
二人で盛り上がってて笑ってしまう。
でも、二人が言ってるように私のことが好きならいいのにな。
本当に私は最低だな。
気になったから聞いてみた。
「好きな人とかいないの?」
「え?い、いないよ」
「へー、そっかー。いそうだなぁー」
初樹は私が聞いたとき少し固まった。これはいるなと思ったが隠しているみたいだったから聞かなかった。体育館に入ると初樹は号泣している実輝をみたが実輝の所には行かなかった。
―失恋って呆気ない―
「実輝泣いちゃったね…慰めてあげなよ…
・・
友達なんだし」
応援してる人のはずなのに、からかう様な言い方で自分は最低だと思う。
初樹が笑って、「だな」と言った。
後ろで話している二人の話が聞こえた。
「実輝を振ったってことは、他に好きな人でもいるんじゃなーい?」
「かもな。俺は桜音だと思うな」
「たしかに〜」
二人で盛り上がってて笑ってしまう。
でも、二人が言ってるように私のことが好きならいいのにな。
本当に私は最低だな。
気になったから聞いてみた。
「好きな人とかいないの?」
「え?い、いないよ」
「へー、そっかー。いそうだなぁー」
初樹は私が聞いたとき少し固まった。これはいるなと思ったが隠しているみたいだったから聞かなかった。体育館に入ると初樹は号泣している実輝をみたが実輝の所には行かなかった。
―失恋って呆気ない―