願いだらけの私から君へ

積み重なる嫌なこと

 休みが明けて月曜日になった。
金曜日は最悪だったなと改めて思い返す。
 するとドアの向こうでニヤニヤした泰光がいた。
 嫌な予感しかしなくて、逃げたくなる。
湧人が泰光の近くに行って帰ってきた。
 私を見ている。
 帰ってきた瞬間悟った。
 さっき話してたのは私の話だ。 
こっちによってきてわざとらしく言ってきた。
「いやー、泰光がさー。ヤバイこと言ってきてー。キモいなー」
 本当は、聞きたくなかった。湧人に興味を持っていると思われたくなかったし、どうせ話の内容は私だから。
 でも、聞きたくなくても、聞かなきゃ!と口が勝手に動いた。
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