願いだらけの私から君へ
5時間目になって、図工をやっていた。近くからやってきた初樹を見てドキッとした。初樹も私が初樹のこと好きなこと知ってるはずだ。湧人と一緒になって笑ってるんじゃないか?
「今日暑くないね」
「え?」
私は驚き顔を上げる。私に話しかけてくれたことにも、熱くないということにも驚く。
「暑いよ、すごく」
「え?本当?」
「うん、暑さにどうして強いの?」
気づいたら笑いながら質問していた。初樹といたら笑顔になれる。初樹はすごいな。
「生まれつき?かな?俺はどうしてそんなに発音がいいか教えてほしい」
「生まれつきじゃ私は暑さに強くなれないよ。初樹そんなに発音悪くないよ」
初樹は目を見開いて何か言おうとしたが先生が座ってーと言い、席に帰って行った。
本当に久々に話した。
こんな少しの会話なのに心が暖かくなった。
少しの会話なのに楽しかった。
宝物にも思えた。
「今日暑くないね」
「え?」
私は驚き顔を上げる。私に話しかけてくれたことにも、熱くないということにも驚く。
「暑いよ、すごく」
「え?本当?」
「うん、暑さにどうして強いの?」
気づいたら笑いながら質問していた。初樹といたら笑顔になれる。初樹はすごいな。
「生まれつき?かな?俺はどうしてそんなに発音がいいか教えてほしい」
「生まれつきじゃ私は暑さに強くなれないよ。初樹そんなに発音悪くないよ」
初樹は目を見開いて何か言おうとしたが先生が座ってーと言い、席に帰って行った。
本当に久々に話した。
こんな少しの会話なのに心が暖かくなった。
少しの会話なのに楽しかった。
宝物にも思えた。