俺、あなたのリアコです!2
「Sirius、ウルフ、ここあ、どうして日本に?」
琴葉ちゃんの言葉で思い出す。この三人、WMCの実写動画で見たことがある。
この三人は、WMCの主軸メンバーだ……!
とりあえず立って話すのもアレでしょ、とここあちゃんが言ったから近くにあったフードコートに入ったものの、どこか重い空気が流れている。
ここあちゃんは琴葉ちゃんに楽しそうに話しかけているけど、Siriusちゃんとウルフちゃんから睨まれていてめちゃくちゃ怖い……!
「あ、あの!俺は怪しい人じゃないです!俺は音坂月斗と言って、歌い手ルーンとして活動しています。WMCのファンで桜ちゃんのリアコでーーー」
「リアコ!?」
Siriusちゃんとウルフちゃんが同時に言い、周りからの視線が集まる。せっかく小声で自己紹介したのに……!
「リアコってあんた、琴葉のことが好きってこと?」
ウルフちゃんに睨まれ、俺は「そうです……」と頷く。まるで取り調べを受けている気分だ。
「二人とも、そんなに月斗さんを睨まないで。とりあえず自己紹介しよう。あと、三人がどうして日本にいるのか気になるし。大学は大丈夫なの?」
琴葉ちゃんがリーダーらしく止めてくれる。女神様に見えた。好き、もう大好き!
「あたしたち、休みを取って日本にサプライズで遊びに来たんだよ。そしたら宙から「俺の友達とデートに行った」って言われたもんだから心配で……」
Siriusちゃんが言い、琴葉ちゃんはため息をつく。うん、俺もあとで宙にもっとちゃんと説明するように言っておこう。
琴葉ちゃんの言葉で思い出す。この三人、WMCの実写動画で見たことがある。
この三人は、WMCの主軸メンバーだ……!
とりあえず立って話すのもアレでしょ、とここあちゃんが言ったから近くにあったフードコートに入ったものの、どこか重い空気が流れている。
ここあちゃんは琴葉ちゃんに楽しそうに話しかけているけど、Siriusちゃんとウルフちゃんから睨まれていてめちゃくちゃ怖い……!
「あ、あの!俺は怪しい人じゃないです!俺は音坂月斗と言って、歌い手ルーンとして活動しています。WMCのファンで桜ちゃんのリアコでーーー」
「リアコ!?」
Siriusちゃんとウルフちゃんが同時に言い、周りからの視線が集まる。せっかく小声で自己紹介したのに……!
「リアコってあんた、琴葉のことが好きってこと?」
ウルフちゃんに睨まれ、俺は「そうです……」と頷く。まるで取り調べを受けている気分だ。
「二人とも、そんなに月斗さんを睨まないで。とりあえず自己紹介しよう。あと、三人がどうして日本にいるのか気になるし。大学は大丈夫なの?」
琴葉ちゃんがリーダーらしく止めてくれる。女神様に見えた。好き、もう大好き!
「あたしたち、休みを取って日本にサプライズで遊びに来たんだよ。そしたら宙から「俺の友達とデートに行った」って言われたもんだから心配で……」
Siriusちゃんが言い、琴葉ちゃんはため息をつく。うん、俺もあとで宙にもっとちゃんと説明するように言っておこう。