俺、あなたのリアコです!2
「約束する。必ず受け止めるよ」

どんな過去があっても、受け入れてみせる。だって琴葉ちゃんが勇気を出して言ってくれたことだから。

「ならいいんだ」

「約束、守ってね」

「守らなかったら引っ叩く。覚悟しておけ」

三人の顔が少し穏やかになり、俺はホッとしながらミルクティーの残りを飲み干した。

「お待たせしてごめんなさい!お手洗い、混んでいたから」

その時、琴葉ちゃんがパタパタと小走りでやってくる。その顔は変わらないあの可愛い笑顔。

いつか、二人きりの時にも見せてくれたらいいな……。

そう思いながら俺は「おかえり!」と笑いかけた。






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