極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました

笑みを浮かべるが、唇の端が引き攣れる。

スマートフォンをバッグに戻し、ピザに手を伸ばすが、頭の中は生理のことでいっぱい。絶対に違うと否定しても、もしかしたらという疑惑がひょっこり顔を覗かせる。


「今日も忙しかったもんね」
「うん……」


萌子に話しかけられてもうわの空。その後は会話の半分も耳に入ってこなかった。
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