極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました

食事を終え、後片づけを済ませた美羽がリビングへ戻ると、翔はやけにニコニコしながら「おいで」と手招きをしてきた。大きな紙袋をフロアに置き、美羽をソファに座らせる。


「これ、約束のお土産」
「……こんなに?」


チラッと中を覗いたら、ラッピングされたものがいくつか入っていた。それもひとつやふたつどころではない。
たしかにお土産を買ってくると言ってはいたが、ひとり分の量ではないのだ。


「どれがいいか迷いに迷って、結局全部買った」
「いくらなんでも買いすぎです」
「以後気をつけるよ。とにかく出してみて」


ちょっとバツが悪そうにしながら、翔が紙袋ごと美羽の膝の上にのせる。
上からひとつずつ取り出してリボンを解いていくと、ブランド物のバッグやアクセサリーが次から次へと出てくる。しかも普段、美羽が好んで使っているブランドだ。


「……ありがとうございます」


美羽の好みのものを選んでくる気遣いに心が揺れる。


「あれ? これって……」
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