極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「愛が芽生えた?」
両肘をテーブルに突き、翔のほうに体を乗り出す。
「茶化すな」
「茶化してなんかない。ドストレートに聞いたまでじゃないか。美羽ちゃんに惚れたか」
「お前がちゃん付けで呼ぶな。なんか腹立つ」
「桐谷だけでなく俺にまで突っかかるなって」
桐谷にも突っかかった覚えはない。仕事に遅れるのを注意しただけだ。
「彼女のほうも離婚を取りやめることに合意してるのか?」