極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
炭水化物を避けていたため麺を食べたのは久しぶり。飲み込めないどころか、どんどん箸が進んであっという間に皿が空になった。
「胃もたれはどこいった?」
「ほんとですね」
自分でもびっくりだ。
綺麗に平らげた美羽を見て翔がクスクス笑う。
「まぁ食べられたのならよかったよ」
「ありがとうございます。翔さん、お料理が本当に上手ですよね」
これなら結婚せずにひとりで気楽に生きていきたいと考えて当然。今までひとりで生きてきたのなら結婚なんて煩わしいだけだろう。
「それと私の誕生日の件なんですけど、シフトはなんとかなりました」
誕生日当日から三日間の休みをなんとかもらえた。
「そうか」
翔の顔がパッと華やぐ。