極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
どちらかというと翔は国際線がメイン。飛行時間を効率的に稼げるため国内線より乗りたがるパイロットが多いと聞くから、無理して国内線に変更するのなら申し訳ない。
「美羽は俺に会えないほうがいいのか?」
「ち、違いますよ!」
眉間に皺を寄せる翔に慌てて否定する。
会えないほうがいいなんてありえない。気持ちを伝えてからは同じベッドに寝るようになっため、翔がいない夜は以前にも増して寂しさを感じるくらいだ。
「それならいいじゃないか。美羽はもっと俺に甘えろ」
「私、甘えていませんか?」
妊娠を知って過保護になった翔にはいろいろと面倒をみてもらっている気がするけれど。
「全然。足りないくらいだ」
翔はじとっと湿気のある視線を美羽に向けた。
「もっと俺を頼れ」
「それじゃ、早速甘えてもいいですか?」