極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「はい」
「美羽はほんとに飛行機が好きだよな」
「でも一番は翔さんですから」
耳元でさり気なく不意打ちで囁いたら、翔の耳が赤く染まった。
「あのな美羽、そういうことはふたりきりのときに言ってくれ。抱きしめられないしキスだってできないじゃないか」
耳元で翔が苦情を申し立てる。抱きしめられないといいつつ、その腕はしっかりと美羽を引き寄せた。
しばらくして診察室に案内され、美羽はすぐさまベッドに寝かされた。心待ちにしていたエコーだ。モニターに映し出された映像に翔が興味津々に見入る。
「こちらが頭で、こちらがお尻ですね」
先生から説明をされ感慨深げに頷き、目をキラキラさせる。
「すごいな、美羽」
「ほんとに」