私の推しは世界一!!
私の頬っぺたを勢いよく人差し指でつつく&刺すなんて!!



しかも!しかも!!


つつかれた姿の私を笑うなんて!!


「許すまじ、利穏ぎゅんっ!?」


「プッ!!アハハ」


なっ!!

つついて笑うだけには飽きたらず!!

私の頬っぺたを両手で引っ張るなんて!!


「わりゃうにゃー!!(笑うなー!!)」


「せ、センパイの!姿!!が間抜けっ!!」


「にゃにゅー!?(なぬー!?)」


「プッ……!!」



利穏くんのバカー!!



ギロリとにらむが、効果はなかったよう……。



睨んだ先にいる利穏くんは片腹痛いといった様子で笑っていた。




「ぷっ!!あはは!!!

 ね、センパイ?言った通りだったでしょ?」


「ひった……?(言った……?)」



えっ?えっ?


えっと……。

なんか言ったっけ??


「素直ですよ、俺。」


素直って……。


「まぎゃ……。(まだ……。)」



まだ気にしていたの!?


素直じゃないな……。ホントに。


「しょーにゅーきょとひゃほ。(そういうとこだよ)」


「センパイ。」


「にゃに?(何)」


「俺センパイの言う通り、確かに素直じゃ、ない、かも……。」


「!?!?」



えっ!?

いきなりどうしたの!?


いや、その通りではあるんだけど!!

いや、1秒前までアナタ、

『自分のこと素直』

って言っていらっしゃっていましたですわね!?


あ。

混乱しすぎて日本語ヤバくなってる。



いやでもホント、

きみの1秒間に何があったの!?
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