棗ちゃんはステキな恋がしたい


「それよりお前」

「え?」



気づけば一斗と壁に挟まれている。


これはいわゆる



「あの銀髪と、なにもなかったんだろうな」



壁ドン―――ッ!!!



「なにも……って?」

「チェス以外に」

「な……ないよ」

「目をそらすな」



それは一斗の顔が近くにあるから!

ドキドキして!


……ん?


どうしてトモダチ相手にこんなにドキドキするの?


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