棗ちゃんはステキな恋がしたい


「本当に行くんですか」



――――と、いうことで



「うん。自分で選びたいもん」



街へGO!!!



「なにをあげたら喜ぶかな。一斗」

「さあ」

「坂田も考えてよ。自分なら誕生日になにをもらったら嬉しい?」

「そうですねえ。あまり自分は物欲がないので、キャッシュでいただきたいです」

「貯金するの?」

「いえ。ひとまずお嬢の学校にあと10台ほどカメラを増やします」



自費で?


そこはパパに請求すればいいんじゃ……


えっ、もしかして

学校のカメラ全部、坂田のポケットマネーで取り付けたの?

< 162 / 350 >

この作品をシェア

pagetop