棗ちゃんはステキな恋がしたい
「いっそ。本人に一緒に選んでもらいますか」
「……ううん」
女の子と一緒みたい。
デート中、かな。
「どうして隠れるんですか」
「へ」
思わず柱の影に身を隠してしまった。
「あちらがデート中だからですか」
「やっぱり……デート、かな」
「そう見えますね」
女の子は、うちの制服を着ていない。
「あれってどこの中学?」
「女子高生ですね」
JK!?
一斗、高校生とも付き合いがあるんだ。
すごい。