棗ちゃんはステキな恋がしたい
「僕の?」
「アキさんのじゃないです!」
「わかった。洲崎くんだ」
「……あ、」
「やけちゃうなー。ナツメが男にプレゼント選ぶなんて」
んん?
「そんな現場見たら止めるしかないよね」
邪魔する気だ!
「キミがあげなくても彼ならたくさん貢ぎ物もらえるよ、きっと」
アキさんまでそんなこと言う……!
「でもまあ。新しい自転車でも用意してあげれば喜ぶかもね」
「……どうして」
どうして一斗の自転車が乗れなくなったこと知ってるんだろう。