棗ちゃんはステキな恋がしたい


わたしが聞きたい。


なんで一斗のこと好きでいちゃいけないのか。


でも、調べてみてわかった。


一斗の家とわたしの家が個人的な付き合いをすることは、身分的に、世間では認められていない。


前々から坂田が忠告していたのは、そのせい。


坂田は、わたしが一斗に恋しても辛いだけだって知っていた。


< 213 / 350 >

この作品をシェア

pagetop