棗ちゃんはステキな恋がしたい
「熱中症予防に設置されているウォータークーラー。一台お嬢専用にして常に優先的に水分補給ができるようにせねば」
「やめて」
「なんならスポーツ飲料水が出るように改造しますか」
「大きめの水筒持っていくから余計なことしないで」
坂田ってわたしの心配をすると途端にバカになっちゃうよね。
「汗をかいたら小まめに着替えてくださいね」
「うん」
「坂田がお手伝いしますので」
「自分で着替えられるよ!」