棗ちゃんはステキな恋がしたい
「わかりました。用件は簡潔に、なるべく一度にまとめて送るようにします。夜は連絡を控えますね」
「いつでも連絡してくれ、と坊っちゃんは仰っています」
「そんなこと言ってないだろう」
「朝や眠る前などに声を聞かせてあげれば、すぐ元気になられるでしょうね」
「も……モーニングコールか。悪くないな」
どっちなの。
やっぱりミツルさん、めんどくさい。
……でも、わたしのことを守ってくれた。