棗ちゃんはステキな恋がしたい


どんどん会話が甘くなってく。


夜のテンションって危険!



『あー。クソ。全然寝れねえ』

「だね」

『お前は電話切ったらすぐ寝そうだけどな』

「ドキドキしてるよ?」

『こっちはそれどころじゃねえっての』

「それどころじゃない?」

『男はな。しずまるのに時間かかんの』

「ふーん」

『ぜってえ意味わかってねえだろうど』

「ずるい!」

『なにがだよ』



わたし、素直になっていいのかな。



「一緒にもっとドキドキしたい」

『いくらでも会ったときにさせてやるよ』

「……わたし、知ってるよ。一斗みたいな人のことなんていうか」

『言ってみろや』

「たらし」

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