販売員だって恋します
13.好きなようにする
「出張…ですか?」
シャワーを浴びて、大藤のパジャマを着ている由佳はそう尋ねた。
ペタン、とベッドに座っている由佳は、シャワーを浴び終えて、部屋に入ってきた大藤に、さらりと頬を撫でられている。
「そう。社長がね、お付き合いでゴルフなんです。普段はそんな時も俺は、社に残るんですけど、今回は弊社主催のコンペなので、そうもいかない。」
「そうなんですね。」
こんな時に、大藤としては、片時も離れたくないが……会社命令ではやむを得ない。
最近、由佳が泊まりに来る時、大藤のパジャマの上は由佳のもので、下は大藤のものだ。
男性ものなので、深くなる襟ぐりから覗く胸元と、パジャマの裾から見える、すらりとした足を、大藤が見たくて、由佳は自分のものを買ってくると言うのだが、必要ないでしょう?と許可しない大藤なのだ。
「うちも前泊ですけど、お客様も前泊される方もいらっしゃるので、気が抜けないんですよ。」
由佳を抱き寄せて、大藤はため息をついた。
由佳がにこにこと大藤を見ている。
「ん?どうしました?」
シャワーを浴びて、大藤のパジャマを着ている由佳はそう尋ねた。
ペタン、とベッドに座っている由佳は、シャワーを浴び終えて、部屋に入ってきた大藤に、さらりと頬を撫でられている。
「そう。社長がね、お付き合いでゴルフなんです。普段はそんな時も俺は、社に残るんですけど、今回は弊社主催のコンペなので、そうもいかない。」
「そうなんですね。」
こんな時に、大藤としては、片時も離れたくないが……会社命令ではやむを得ない。
最近、由佳が泊まりに来る時、大藤のパジャマの上は由佳のもので、下は大藤のものだ。
男性ものなので、深くなる襟ぐりから覗く胸元と、パジャマの裾から見える、すらりとした足を、大藤が見たくて、由佳は自分のものを買ってくると言うのだが、必要ないでしょう?と許可しない大藤なのだ。
「うちも前泊ですけど、お客様も前泊される方もいらっしゃるので、気が抜けないんですよ。」
由佳を抱き寄せて、大藤はため息をついた。
由佳がにこにこと大藤を見ている。
「ん?どうしました?」