販売員だって恋します
「分かりますか?すごく濡れてる。声出さなくても、音が聞こえるかも。」

ゆっくりと、指が中に入ってくる感触。

え?!
ホントに、ダメってば!!

ゆっくりでも、気持ちのいいところに触れられたら……。

……ダメ!いっ……ちゃう……!
そこで、手を止められた。

「由佳……今、イきそうだった?」
耳元で響く声。

今、目を合わせたら、それだけでもおかしくなりそうだ。

壮絶に欲情している目で見られたら、もっと……と言いたくなってしまう。

目を伏せて、由佳はそっと頷いた。

は……と軽く耳元でつかれたため息に、それだけでもぞくんとしてしまう由佳だ。

「溢れそうなんですよ。それを指で感じるだけでも、こっちがおかしくなりそうだ。由佳、そのまま声出さないで下さいね。」

なに……を?
眼鏡を胸ポケットにしまった大藤が、屈んで由佳のスカートをそっとめくり、下着の隙間から舌を差し入れたのだ。
< 195 / 267 >

この作品をシェア

pagetop