販売員だって恋します
「だって、逆玉だったんじゃありません?」
「逆玉……?そんなものに興味はありませんよ」
「じゃあ、大藤さんは何に興味があるんですか?出世とか?」
「さあ……。楠田さん、酔ってますか?」
「酔ってませんよ。だってー、結婚にも交際にも興味なくて、逆玉にも興味ないって、何に興味あるのか知りたいですもん」
「そんなこと知ってどうするんです?」
「だってー、知りたい、知りたーいっ!」
「あなた、酔っているでしょう?」
「酔っていても、酔っていなくても、大藤さんには関係ないんでしょ?」
「どうでしょうか?そうとは限りませんよ」
とても、悪い顔……。
何かを観察するような、冷めた瞳とにっと引き上げられた口角。
そんな顔で、するっと頰を撫でられても……。
躊躇いなく、顎に触れるひんやりした指の感触。
「由佳、私に興味あるんですか?」
また、唇が触れそうに顔が近い。
「何、呼び捨てしてるんです?」
「名前を呼ぶと、あなたの表情が一瞬変わるから。それが見たくて。」
その低くてセクシーな声で呼んだりするからでしょう。
「逆玉……?そんなものに興味はありませんよ」
「じゃあ、大藤さんは何に興味があるんですか?出世とか?」
「さあ……。楠田さん、酔ってますか?」
「酔ってませんよ。だってー、結婚にも交際にも興味なくて、逆玉にも興味ないって、何に興味あるのか知りたいですもん」
「そんなこと知ってどうするんです?」
「だってー、知りたい、知りたーいっ!」
「あなた、酔っているでしょう?」
「酔っていても、酔っていなくても、大藤さんには関係ないんでしょ?」
「どうでしょうか?そうとは限りませんよ」
とても、悪い顔……。
何かを観察するような、冷めた瞳とにっと引き上げられた口角。
そんな顔で、するっと頰を撫でられても……。
躊躇いなく、顎に触れるひんやりした指の感触。
「由佳、私に興味あるんですか?」
また、唇が触れそうに顔が近い。
「何、呼び捨てしてるんです?」
「名前を呼ぶと、あなたの表情が一瞬変わるから。それが見たくて。」
その低くてセクシーな声で呼んだりするからでしょう。