販売員だって恋します
そうしてわざとのように、下から上までゆっくりと視線を動かされて、それはまるで視線で犯されているかのよう。
由佳は恥ずかしくて、顔を伏せてしまう。
だってあの大藤の冷静な瞳が、見るから。
さっきから、鼓動が激しくて、息もできない。
「由佳……こっちを見て」
顎を持ち上げられて、ついその大藤の顔を見てしまう。
眼鏡の奥の瞳は、思ったよりも欲情に濡れているように見えた。
そんな、艶っぽい顔で見られたら……。
「さっきも言ったでしょう。由佳、綺麗なんですよ。あなた」
「私は自分の身体、コンプレックスだらけなんです……」
だから恥ずかしくてこんな時、堂々とすることなんか出来ない。
「きゃ……」
黙って大藤に急に横抱きにされたから、思わず声が出る。
寝室のベッドの上に降ろされて、大藤が由佳の上になりネクタイを緩める。
「なんて顔してるんです?」
「本当に……無理なんです。どうしよう……すごく緊張します」
由佳は腕で口元をおおって、顔を隠す。
由佳は恥ずかしくて、顔を伏せてしまう。
だってあの大藤の冷静な瞳が、見るから。
さっきから、鼓動が激しくて、息もできない。
「由佳……こっちを見て」
顎を持ち上げられて、ついその大藤の顔を見てしまう。
眼鏡の奥の瞳は、思ったよりも欲情に濡れているように見えた。
そんな、艶っぽい顔で見られたら……。
「さっきも言ったでしょう。由佳、綺麗なんですよ。あなた」
「私は自分の身体、コンプレックスだらけなんです……」
だから恥ずかしくてこんな時、堂々とすることなんか出来ない。
「きゃ……」
黙って大藤に急に横抱きにされたから、思わず声が出る。
寝室のベッドの上に降ろされて、大藤が由佳の上になりネクタイを緩める。
「なんて顔してるんです?」
「本当に……無理なんです。どうしよう……すごく緊張します」
由佳は腕で口元をおおって、顔を隠す。