先生が好きです、好きでした◆おまけのお話追加しました◆
病院実習は数人のグループに分かれて数週間ごとに診療科を回る結構ハードな実習だ。
今は産婦人科での実習。
ちょうど出産に立ちあえるという貴重な機会が訪れた。
陣痛に苦しむ妊婦さんに、私たち実習生はどうしたらいいかわからず隅っこで立ちすくむ。やれることと言えば汗を拭いてあげたり扇いであげたり、頑張れと声をかけてあげるくらいだ。
「旦那さんもうすぐ来ますからね~」
助産師さんがてきぱきとお産の準備をしつつ妊婦さんに声掛けをする。いつ産まれてくるのか、この苦しみはいつ終わるのかと緊張感に包まれた私たち実習生は、ドキドキとその時を待った。
「ほら、旦那さん来ましたよ。旦那さんはこちら側にいてくださいね」
緊張した面持ちで分娩室に入ってきた男性、彼を見た瞬間私は息を飲んだ。そして彼も、私を見て一瞬固まる。
「頭見えてますからね~もう少しですよ~」
助産師さんの言葉にお互い我に返り妊婦さんのサポートに徹した。
だけど私の心は大荒れだ。
今は産婦人科での実習。
ちょうど出産に立ちあえるという貴重な機会が訪れた。
陣痛に苦しむ妊婦さんに、私たち実習生はどうしたらいいかわからず隅っこで立ちすくむ。やれることと言えば汗を拭いてあげたり扇いであげたり、頑張れと声をかけてあげるくらいだ。
「旦那さんもうすぐ来ますからね~」
助産師さんがてきぱきとお産の準備をしつつ妊婦さんに声掛けをする。いつ産まれてくるのか、この苦しみはいつ終わるのかと緊張感に包まれた私たち実習生は、ドキドキとその時を待った。
「ほら、旦那さん来ましたよ。旦那さんはこちら側にいてくださいね」
緊張した面持ちで分娩室に入ってきた男性、彼を見た瞬間私は息を飲んだ。そして彼も、私を見て一瞬固まる。
「頭見えてますからね~もう少しですよ~」
助産師さんの言葉にお互い我に返り妊婦さんのサポートに徹した。
だけど私の心は大荒れだ。