真夜中の横断歩道にて、わたしは不良生徒に助けられた
 誰もいない公園の壁にもたれて、はぁ、と息を吐く。

「もう、このままじゃ……」

 真夜中である。喉が乾いたから自動販売機に飲み物を買いに行こうとしたらこれだ。

 わたしって、とことんついてないな。
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