ただどうしようもなく…
呑み終えて寝ようと思ったけれど
お風呂に入らずに寝るのは
気持ちが悪かったので
「そんなに酔ってないみたいだし
お風呂入りたいから、
お風呂借りていい?」
と聞く私に隼人は
「ああ。風呂に入ってる間に
服洗っておいてやるから
洗濯機に入れとけよ。
着替えとバスタオルは、
後で持っていくから。」
と隼人は呑みながら
バスルームを指差した。

バスルームに入るとシャワーの
蛇口をひねったら水が出てきて
私は思わず叫んでしまった。

叫び声を聞いた隼人は
躊躇うこともなく
「どうした?何かあった?」
と言うとバスルームのドアを開けてきた。
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