気怠いお隣さんと恋始めます!
「…緒原!外回り行くの、俺なんだけど」
「…は!そうでした!」
はっと我に返る。
「…柳部長、知り合いなの?」
エレベーターが来るのを待ちながら、不意打ちの質問。
「…え⁉︎いや、知り合いっていうか、何というか…」
確かに朝礼後の私は挙動不審だった。
営業事務のくせに外回り行って来ますとか、おかしいにも程がある。
そしてあの場で挙動不審になる理由があるとすればそれはイチさんだと考えるのが当然で、だから千葉先輩は今、至極真っ当な質問をしている。
でも、これから上司と部下として働く身として、実はマンションの部屋がお隣同士なんですー、ほぼ毎日のようにベランダでお話ししてるんですー、なんて正直に答えていいものなのか?
…否、ダメだろう。非常に仕事がやりにくくなる予感しかしない。
「…は!そうでした!」
はっと我に返る。
「…柳部長、知り合いなの?」
エレベーターが来るのを待ちながら、不意打ちの質問。
「…え⁉︎いや、知り合いっていうか、何というか…」
確かに朝礼後の私は挙動不審だった。
営業事務のくせに外回り行って来ますとか、おかしいにも程がある。
そしてあの場で挙動不審になる理由があるとすればそれはイチさんだと考えるのが当然で、だから千葉先輩は今、至極真っ当な質問をしている。
でも、これから上司と部下として働く身として、実はマンションの部屋がお隣同士なんですー、ほぼ毎日のようにベランダでお話ししてるんですー、なんて正直に答えていいものなのか?
…否、ダメだろう。非常に仕事がやりにくくなる予感しかしない。