ワーホリで本当の恋を見つけてしまいました。

軽く飲んできたとはいえドットやグラハム、ジューク、アンディとまたお庭でご飯を食べながらワインをいただく。


寝る前にふと気がつくとスマホが点滅している。

早速上村さんからのLINEがきていた。

『今日はありがとう。君のおかげで浮上できた。』　

良かった…この前から気になっていたんだよね。もし少しでも気持ちが楽になったのなら良かった。

『こちらこそ長々とおしゃべりしてしまいすみません。』

『週末は何をしている？もしよければ出かけないか？ホエールウォッチングしたことある？』

私はすぐに食いつくように返信した。

『行きます！行きたいです！！！』

『カイコウラでホエールウォッチング出来るから片道2時間弱だけどどう？俺が前に行った時には赤ちゃんペンギンが見れたんだ。オットセイがいた時もある。』

凄い、楽しみすぎる！

『でもいいんですか？』

『君こそまだ出会ってそんなに経っていない俺と出かけるなんて大丈夫か？明日にでも俺の名刺を渡すよ。よければ明日また6時に今日のバーで会えないか？』

たしかにまだ彼のことは知らない。でも変な人だとは思えない。そもそも名刺を渡しておきたいだなんて律儀だと思う。

『明日バーに行けます。また明日！お休みなさい。』

『おやすみ』