ワーホリで本当の恋を見つけてしまいました。
私は相変わらず学校の友達と遊んでいたがハルオミのホテルのそばを通るたび、いないかな、と目がハルオミを探していることに気がついた。

ハルオミがここでアシスタントマネージャーなのは知っているが何をする仕事なのかよくわからない。
フロントに立ったりはしないのかしら。

一目見れたら、とは思うがなかなかうまくいかない。
私1人で図書館に行くときや植物園に散歩に行くときもついついホテルの前を通り過ぎるのが日課となってしまっていた。

そんな私に自分自身でツッコミを入れた。
LINEしてみればいいのに…と。

そう、LINEしてみればいいのだか、そのちょっとの勇気が出ない。
出来ていたら苦労はしない。　

私はただ、ここニュージーランドでたまたま会っただけの女の子の1人なのだろうから。

ハルオミはいつもスマートで私を楽しくさせてくれる。リードも完璧。きっととても慣れている。
でも…あの泣いていた顔もハルオミだった。
私は彼の色々な顔を知り、惹かれてしまったのだ。

久しぶりのこの気持ちをどうしたらいいのかわからず、ホテルの前をウロウロとすることになってしまった。偶然を装うために…。

正直、この気持ちが海外にいる今だからこそ気分が盛り上がってるのではないのか、と思う自分もいる。

なのでまた一目ハルオミに会って自分の気持ちを知りたかった。
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