ワーホリで本当の恋を見つけてしまいました。
ミクが急に泣き出した…。
オロオロしてしまう情けない俺にミクは抱きついてきた。
驚いたが、ミクが俺の胸の中に入ってきたことが嬉しくて抱きしめ返した。

どれだけそうしていただろう。
俺は自分の腕の中にいるミクを抱きしめ幸せを噛みしめていた。

ミクが腕の中で「ハルオミが好き」と小さな声で言うのが聞こえた。

天にも登る思いとはこう言うことなのかもしれない。
俺の気持ちがミクに届いた。

「ミク、俺の全てでミクを支えさせてくれ。ミクの後ろにはいつでも俺がいる。振り返らなくても俺がお前の後ろにいるから安心して俺のところにいてくれ。ミクはこの前この話をしたら信頼関係って言ってたよな。俺は絶対に裏切らない。」

私はまた涙が止まらなくなってしまった。

信頼関係、裏切らない…

私が欲しかった言葉をハルオミはいとも簡単に言ってくれる。そして本当にそうなるだろうという自信を持って私に伝えていることがわかる。

「ハルオミ、ありがとう。ありがとう…」

私はまた思いっきり抱きついた。

「ハルオミに会うためにここに来たんだって思った。」

「俺もミクに会うためにここにいたんだって思った。」

ハルオミを見上げる私に優しいキスが降ってきた。

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