下恋
…―それから…―
俺はただ、ゆうりの行く道をついて行った。
「ここです!入りませんか?」
「はい」
付いたカフェは、カップルや若い女性客が多いお店だった。
お店の雰囲気は、シンプルなのに可愛くて、小さな気遣いがされている感じ。
席に着いた俺は「ブラックコーヒー」を。
ゆうりは「ミルクティー」を頼んだ。
…し〜ん…
しばしの沈黙が続いた。
何か話さなければ!
おれは、チラッとゆうりを見た。
ゆうりは、やっぱり悲しそうな顔だったが、さっきよりは和らいだように見える。
「お待たせしました。ブラックコーヒーとミルクティーでございます。」
定員はニッコリ微笑んで、店の奥に入って行った。
、