下恋


…―それから…―


俺はただ、ゆうりの行く道をついて行った。


「ここです!入りませんか?」

「はい」


付いたカフェは、カップルや若い女性客が多いお店だった。

お店の雰囲気は、シンプルなのに可愛くて、小さな気遣いがされている感じ。


席に着いた俺は「ブラックコーヒー」を。
ゆうりは「ミルクティー」を頼んだ。


…し〜ん…

しばしの沈黙が続いた。


何か話さなければ!


おれは、チラッとゆうりを見た。

ゆうりは、やっぱり悲しそうな顔だったが、さっきよりは和らいだように見える。


「お待たせしました。ブラックコーヒーとミルクティーでございます。」


定員はニッコリ微笑んで、店の奥に入って行った。













< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop