涙の涸れる日
二年になり、五人で居酒屋へ行き飲み会もするようになった。
紗耶はお酒はあまり強くないみたいで、ウーロン茶やジンジャーエールを飲んでいた。
樹里はかなり飲めるようで、元々の世話好きな性格もあって、飲み会の幹事は殆ど樹里に任せるようになる。
里香は酒豪と言っても良いくらい飲むがこれは別格。
桜子はほどほどには飲むが酔うことはなかった。もしかしたら一番の酒豪は桜子だったりして……。
僕は三人の兄貴たちとも家で飲んだりしていたから、それなりには飲めた。
飲んで食べてお喋りしての賑やかな飲み会も僕にとっては苦痛でも何でもなかった。
紗耶が少しお酒を飲むようになると必ずイケメンが車で迎えに来る。
最初は紗耶の彼なのかと思ったが
「お兄ちゃん、心配し過ぎ……」
とむくれる紗耶に
「はいはい。もう帰るぞ。ごめんね。連れて帰るから」
と樹里たちに挨拶している。
「紗耶のお兄さんって、紗耶に構い過ぎ」
「シスコンもそろそろ卒業して欲しいよ」
と里香も言っていた。
まあ、あんなに可愛い妹が居たら構い過ぎる気持ちも分からなくはないと思う。
紗耶はお酒はあまり強くないみたいで、ウーロン茶やジンジャーエールを飲んでいた。
樹里はかなり飲めるようで、元々の世話好きな性格もあって、飲み会の幹事は殆ど樹里に任せるようになる。
里香は酒豪と言っても良いくらい飲むがこれは別格。
桜子はほどほどには飲むが酔うことはなかった。もしかしたら一番の酒豪は桜子だったりして……。
僕は三人の兄貴たちとも家で飲んだりしていたから、それなりには飲めた。
飲んで食べてお喋りしての賑やかな飲み会も僕にとっては苦痛でも何でもなかった。
紗耶が少しお酒を飲むようになると必ずイケメンが車で迎えに来る。
最初は紗耶の彼なのかと思ったが
「お兄ちゃん、心配し過ぎ……」
とむくれる紗耶に
「はいはい。もう帰るぞ。ごめんね。連れて帰るから」
と樹里たちに挨拶している。
「紗耶のお兄さんって、紗耶に構い過ぎ」
「シスコンもそろそろ卒業して欲しいよ」
と里香も言っていた。
まあ、あんなに可愛い妹が居たら構い過ぎる気持ちも分からなくはないと思う。