脆姫は過去に生きる
夢のような話を。

非現実的なこの話を、鉄王はどう思って聞いてくれるのだろう。


それはわからない。

もしかしたら無礼にあたりこの場所から追い出されるかもしれない。


一身に受けていた愛が消えてしまうかもしれない。



いろいろなことを考えながら、私は話始めた。

真実を。
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