脆姫は過去に生きる
「王をお呼びください」
一通り診ると医軍の兵が王を呼ぶように富さんに指示をした。
診察の結果を聞くときに必ず部屋に呼ぶように王から言われている医軍。
ちゃんと守っているらしい。
「どうだっ!?」
食い気味に質問をしながら部屋に飛び込んできた鉄王。
「もう慣れましたが、もう少し姫の元でも冷静に装ってください。」
医軍の兵はとっくに引退しているいわばおじいちゃん。大ベテランらしく鉄王もかなり信頼している人らしい。その人を私の専属のように、必ずそばにいるように伝えているのは鉄王だ。
「わかっておる。それで?深刻か?」
鉄王は私の隣に戻り、再び隣に腰かけると私の手を握りながら医軍の兵をじっと見つめた。
「深刻です」
その言葉に一瞬にして血の気がひいていく。
一通り診ると医軍の兵が王を呼ぶように富さんに指示をした。
診察の結果を聞くときに必ず部屋に呼ぶように王から言われている医軍。
ちゃんと守っているらしい。
「どうだっ!?」
食い気味に質問をしながら部屋に飛び込んできた鉄王。
「もう慣れましたが、もう少し姫の元でも冷静に装ってください。」
医軍の兵はとっくに引退しているいわばおじいちゃん。大ベテランらしく鉄王もかなり信頼している人らしい。その人を私の専属のように、必ずそばにいるように伝えているのは鉄王だ。
「わかっておる。それで?深刻か?」
鉄王は私の隣に戻り、再び隣に腰かけると私の手を握りながら医軍の兵をじっと見つめた。
「深刻です」
その言葉に一瞬にして血の気がひいていく。