脆姫は過去に生きる
鉄王も私の方を見た。

迷わず、私は頷く。

あなたと共に守っていく。この国を。
あなたの背負うものを一緒に背負っていくと覚悟を鉄王に視線で伝える。

鉄王はふっと微笑み頷き返す。

「ともに生きよう。この国の民と共に。」
「はい」

私たちの元からはたくさんの集まった人たちの顔が見える。
私はその一人一人の顔を見ながら決意を新たに、鉄王の手を握った。
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