脆姫は過去に生きる
第7章 ~つかの間の幸せ~
富さんが亡くなってから、私は一気に体調を崩してしまった。
食事がのどを通らず、一日に何度も吐いてしまう。
水分も取れない状態が続き、とうとう寝台から起き上がれなくなってしまった。
「今日もまだ熱が高くあります。水だけでも口にできればよいのですが。」
医軍が鉄王に私の状態を報告する。
「引き続き隣に控えているように。」
「わかりました。」
鉄王は寝室の隣にある公務室に医軍の兵を常に待機させている。
私はどんどんと痩せて、熱が下がらない状態になった。
寝ていてもすぐに壮絶な光景を思い出してうなされ起きてしまう。
最近、自分でも胸に違和感を感じるようになった。
食事がのどを通らず、一日に何度も吐いてしまう。
水分も取れない状態が続き、とうとう寝台から起き上がれなくなってしまった。
「今日もまだ熱が高くあります。水だけでも口にできればよいのですが。」
医軍が鉄王に私の状態を報告する。
「引き続き隣に控えているように。」
「わかりました。」
鉄王は寝室の隣にある公務室に医軍の兵を常に待機させている。
私はどんどんと痩せて、熱が下がらない状態になった。
寝ていてもすぐに壮絶な光景を思い出してうなされ起きてしまう。
最近、自分でも胸に違和感を感じるようになった。