脆姫は過去に生きる
「咲を愛する気持ちはなくならない。ずっとずっと想い続けていた。私も戸惑った。咲を失って誰も愛せないはずの心が、咲菜という人に惹かれて仕方ない。それは咲に似ているからなのかどうかと。」
「・・・」
その葛藤をして当然だ。
私も同じだ。
鉄平を愛する気持ちはなくならない。
でも鉄王を愛している心も嘘ではない。
どちらも大切で、どちらも愛だ。
「咲を愛する気持ちはこれからもなくならない。でも、咲菜を愛している。咲菜との未来が私は欲しい。いつ終わるかわからない命で、後悔の無いよう一緒にいたい。時間を無駄にしたくないのだ。離れる時間の一秒だって惜しいと思う。」
「・・・私も…同じ・・・」
私の言葉に鉄王はふっと微笑む。
「・・・」
その葛藤をして当然だ。
私も同じだ。
鉄平を愛する気持ちはなくならない。
でも鉄王を愛している心も嘘ではない。
どちらも大切で、どちらも愛だ。
「咲を愛する気持ちはこれからもなくならない。でも、咲菜を愛している。咲菜との未来が私は欲しい。いつ終わるかわからない命で、後悔の無いよう一緒にいたい。時間を無駄にしたくないのだ。離れる時間の一秒だって惜しいと思う。」
「・・・私も…同じ・・・」
私の言葉に鉄王はふっと微笑む。