君を守るのは僕の仕事



教室に入って席に座ると、
真っ先にあきが来る。




「今日の晩御飯、何がいい?」



向かいの席に腰掛けたあきがそう聞いてきた。




「うーん…あ!あきの特製オムライス♪」


「じゃあ、特売つきあえよ?」


「またぁー?」



「嫌ならメシ抜きー。」



「なんでもお手伝いさせていただきます!」



この辺のスーパー事情まで把握するあきは素晴らしい主夫なんじゃない?


認めなくないけど、さわやかイケメンだし、認めなくないけどね!


そりゃ朝から女の子の視線が痛いわ…。



「そこ、うちの席なんだけど」





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