【短編】優等生の僕とヤンキー彼女
【俺と彼女】
俺は恋をした。
コンビニで働く笑顔の綺麗な女性に。
その人はすごく綺麗な人で、
大人な女性に見えた。
俺は2日に1回のペースで彼女に会いに、
このコンビニへ来る。
あ、俺は加賀 淳平(じゅんぺい)
今日も俺はこのコンビニへ来た。
でも今日は店内の様子が違う。
華やかさがない…。
あれ?って思って
レジに視線を移すと…
いつも居るはずの彼女の姿がない。
あれ?どうしたのかな?
おかしいなぁ…と思って
コンビニを出て周りを見渡すと、
裏口から出ていく女性が見えた。
あっ!!!!!
彼女かもしれない!!
俺が顔を確認しようと
歩み寄った時−…
彼女は俺の存在に気付くと
目を見開き驚いた表情をしたかと思うと、
次は駆け足でどっかへ消えてしまった。
−…?
何でだ…?
ってか、、どっかであの人見たことが…?
どこだったっけなぁ〜?
俺は頭をかきながら、考えていると、
俺の中で1人の女子が頭を過った。
あっあっあいつ…!!!
俺の学校で知らない奴は居ないだろう。
かなりのヤンキーでスカートはもう
パンツが見えそうなくらい短くて
口調が悪い。
でも学校には毎日来てる、
意外としっかりしている奴だった。
そして…俺の苦手な人。
俺は普通な人だから。