【短編】優等生の僕とヤンキー彼女
俺は今日もあのコンビニへ向かった。
外のガラスから見える店内。
俺は外から彼女の姿を探す。
―あっ!居た―…。
俺はそのコンビニの外で観察した。
もうストーカーと言われても仕方ないだろう…。
でも、俺はどうしても確認したいことがあった。
待つこと5時間―…
俺は好きな女を見ていただけだから、
全然飽きなかった。
その時―…
店の裏口から出てきた1人の女性。
「はっ!?」
顔を見た時…思った。
俺はずっと裏口を含め全部見ていた。
でも、裏口に入っていく人は誰も居なかった。
そして…出てきた女の姿は、百合だった。
俺は確信した。
コンビニの店員も百合も同一人物だってことに…。
百合は俺の存在に気づくことなく、
俺の前を通り過ぎようとした。
気づけば俺は彼女を呼び止めていた。