【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚



 今わたしは、妊娠6ヶ月を過ぎた所だ。最近までつわりに悩まされていたけれど、それも終わり無事に安定期を迎えられたことに安心している。正直、ホッとした。

「そう。良かったね。 美鈴ちゃん家は、女の子だっけ?」

「はい。女の子です」

 我が家の第一子は、女の子だ。どんな子が生まれてくるのか、とても楽しみだ。

「美鈴ちゃんに似て、きっと美人さんになりそうだね?」

「そうだといいんですけど」

 まだ生まれてこないと、どっちに似ているかは分からないけど。

「夢月くんは、眠そうですね」

「ね、眠そうだね。おねむの時間かな?」

 ウトウトしている夢月くんも可愛くて可愛くて、たまらない。まだ1歳だから、これからの成長が楽しみだ。

「宇宙くんは、相変わらず元気に遊んでますね」

「あの子一人でも遊べちゃう子だから、将来が心配だわ。友達ちゃんと出来るかしら〜」

 と言いながらも、子供の成長をやはり一番感じているのはきっと清乃さんだ。

「ママ〜!」

 遊具で遊んでいた宇宙くんは、いつの間にか清乃さんの元へと走ってきていた。
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