【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚
「はい、こちらで受理いたしました。 おめでとうございます」
「ありがとうございます」
婚姻届を提出し、本当に夫婦になったわたしたち。 まだ夫婦になったという実感はないけれど、これからわたしたちは、夫婦として共に生きていく。
梓さんと出会い、こうして交際を始め、そしてついに夫婦になれたことを誇りに思う。最初は親に言われてお見合いをしたけれど、今では本当にお見合いをして良かったと思っている。
こんなにも素敵な旦那さんに出会えたわたしは、今きっと世界一幸せだと思う。お見合いをして、結婚するまでに半年もかからなかったけど、それでもこうして幸せだと思える人と出会えたことは、本当にキセキだと思う。
これからわたしは、どんな夫婦になっていくのだろう?どんな夫婦生活を目指していくのだろう? そんな楽しい日々を思い浮かべて、わたしはこれから、彼の妻として生きていく。
「美鈴」と役所を出た途端に名前を呼ばれた。「はい」と返事をすると、梓さんはわたしにこう言葉をくれた。
「美鈴、これから今よりももっと幸せにする。 俺の妻になってくれて、ありがとう」