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「ガイジーン!」
「日本にいんじゃねーよ!国に帰れ!」
「コイツに日本語わかんないでしょwwwwww」
「やめなよ~可哀想じゃーんw」
小学生のときからだった。
もともと韓国で生まれ育ったわたしは
小学3年生になったとき
パパの故郷である日本に移住してきた。
新しい環境にドキドキしながら
迎えた転校初日。
「は、、、じめまし、て。
かんこくから、にほんきました、
くじょ…さらです。おねが、します、、。」
パパやおばあちゃんたちに教えてもらって
練習した日本語を
緊張しながらも話せてたつもりだった。
だった、はずなのに。
わたしに向けられたのは、
明らかにわたしを変な物を見る目だった。
お母さんが、外国人だから。
ハーフだからと、虐められた。
色が自分たちより白いと、
目の色が自分たちと違うと、
喋り方が、変だと。
韓国人だからというわけではないけれど
ハーフでそんなの、よくある事。
なんて、こどもに通用するわけなくて。
殴られ、蹴られ、物を盗られ、
暴言を吐かれ、無視をされ、
家族の事まで馬鹿にされる。
でも、日本に慣れるために頑張ってるママや
日本に帰ってきて嬉しそうなパパに
そんなわたしのことなんて、
ワガママなんて、言えるわけなかったの。
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