★完★ヤンキー彼氏と×イチ子持ち
「明希と慶を頼んだわよ。」



と、言い残し母は帰っていった。



最後の、


「任せて下さい。」


パパの返事に、胸がキュンとした。


一つ年下のパパは、私にとって五歳くらい年上に感じるくらい、頼り甲斐がある。



私の、母にもぶっきらぼうだけど、きちんと自分の気持ちを伝えていたパパ。



さっきの別れた方がパパの為にいいんじゃないかな…なんて考えていたのを心の中で撤回していた。



私はなぜだか、急にパパに抱き付きたくなり…



ギュッと



パパの腰に手を回した。



甘えたくなっちゃったの…


久し振りだから、抱き締めたくて、抱き締めてもらいたくて…


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